【30年で導き出した答え】カヤックでのバス釣りをオススメする6つの理由!!
「カヤックでのバス釣りは楽しい?」
「カヤックでのバス釣りは安全に楽しめる?」
「バス釣り用のカヤックはどこで買えばいいの?」
「カヤックでのバス釣りを始めるためには何を揃えればればいいの?」
「カヤックの保管方法は?」
この記事を見ていただいているということは、こういった不安や疑問を抱えているのではないですか?
ネットを見ると、カヤックを使ったバス釣りの方法は色々紹介されているけれど、いったいどうやって始めるのがよいのかよくわからないですよね?
そこで今回、近年のバスつり事情を徹底リサーチした上で、ウェーダーからフローター・ボート・カヤックと、30年かけていろんな釣り方を実体験してきた私の経験をもとに、カヤックを使ったバス釣りの始め方と、カヤックライフを最大限楽しむ方法をお伝えします。
この記事を読めば、
・カヤックの選び方から購入方法と、自宅での保管の方法。
・カヤックで使えるバスタックル
について、しっかり理解していただくことができます。
広島県在住、バス釣り歴30年のカヤックバスアングラー。
主に中国地方のリザーバーや野池をフィールドに、カヤックでのバス釣りを満喫しています。
1.カヤックでのバス釣りをおススメする6つの理由
ここでは、バス釣り歴30年の私が、
カヤックでのバス釣りを強くおススメする6つの理由
②自然との一体感
③行動範囲の広さ
④ポイントへのアプローチ性能
⑤パドリングの楽しさ
⑥他の水上アクティビティよりも安定感がある
について詳しく説明します。
この章を読めば、カヤックでバス釣りをするメリットを理解できます。
|理由その①|一人で運べる手軽さ
バス釣りに使うカヤックは、男性なら一人で運ぶことができます。
「他の誰かと一緒じゃないとバス釣りに行けない。」なんていうことがありません。
バス釣りに使うカヤックは10フィート前後で、20kg程度の軽いものが主流です。
肩に担いで運べる重さなので、フィールドでも無理せず安全に運べます。
スロープが無い場所でもひょいっと簡単に下ろすことができ、ボートを出せないポイントからの出艇もお手の物です。
軽さは最強の武器!フィールドの選択肢が一気に広がります。
バス釣り用のコンパクトで軽いカヤックを使うことで、今まであきらめていたフィールドにも一人で挑戦することができます!
|理由その②|自然との一体感
静かな水面に浮かんで釣りをしていると、自然との一体感を感じることができます。
カヤックのパドリングは驚くほど静かなため、聞こえるのは鳥のさえずりと木々の葉が擦れる音、自分が漕ぐパドルが水をかき分ける音だけです。
リラックスした状態で、最高に贅沢な時間を過ごしましょう。
|理由その③|行動範囲の広さ
バス釣りにカヤックを使うと、行動範囲が一気に広がります。
カヤックは陸っぱりやフローターとは比較にならないほどの機動力を持っているため、
大きな川やリザーバーなど、釣りに行けるフィールドが広がります。
小さなカヤックでも時速6kmほどで漕ぐことができ、12フィートを超えるカヤックでは時速9km以上のスピードで移動することも可能です。
今まであきらめていた、大きなフィールドにも挑戦できるのがカヤックの魅力です。
|理由その④|ポイントへのアプローチ性能
カヤックはポイントへのアプローチ性能がバツグンです!
静粛性に優れており、音もなくポイントに近づくことができます。
操作性が良いので、思った通りの位置に静かに止まることが可能です。
水面下に突き出している部分が少ないので、ウィードエリアにも容易に侵入することができます。
カヤックを使えば、ウィードの下に潜んだデカバスもターゲットになります。
プレッシャーを与えることなく釣りができるので、釣果UP間違いなしです!
|理由その⑤|パドリングの楽しさ
カヤックはパドリングだけでも十分楽しいアクティビティです。
旅行ツアーのオプションで人気のカヤックツーリングは、3時間で7,000円ほどもかかります。
静かな自然の中でゆったりパドリングすると、リラックスした気分で水上散歩を楽しむことができます。
湖畔のキャンプ場を予約すれば、釣り+カヤック+キャンプという最高の贅沢体験ができます。
パドリングが上手くなればなるほど楽しみが広がり、バス釣りの釣果UPにもつながります。
|理由その⑥|他の水上アクティビティよりも安定感がある
SUPなどの他のアクティビティよりも、カヤックは安定感があります。
立って漕ぐSUPよりも、シートに座って漕ぐカヤックの方が安定し、安心して釣りに集中することができます。
シングルパドルのSUPでは難しい回転も、カヤックならお手の物です。
SUPフィッシングをしている人は、「普段SUPに乗っている人が、ついでに釣りもする」という方がほとんどです。
バス釣りを目的にするなら、カヤックが断然おススメです!!
バス釣りにカヤックをオススメする6つの理由まとめ
「バス釣りにカヤック」と聞いてピンと来なかったあなたも、これを読めば必ず納得していただけるはずです。
カヤックには、バス釣りの釣果アップが見込めるだけではなく、未知のフィールドとの出会いや、素晴らしい冒険が詰まっているのです。
カヤックならではの機動力と静粛性を発揮して、釣果を上げていきましょう。
2.エレキモーターは使える?カヤックでのバス釣りのデメリット
カヤックは楽しいだけではなく、もちろんデメリットも存在します。
この章では、カヤックでバス釣りをするデメリットと、エレキモーターの使用について、私の実体験を基に解説します。
この記事でメリットだけではなく、デメリットをしっかり理解することで、カヤックでのバス釣りを100倍楽しむことができます。
以下に詳しく説明します。
デメリットその① 沈(転覆)する可能性
カヤックは艇の構造上、沈(転覆)する可能性がゼロではありません。
カヤックは軽量に作られており、限界以上に傾けてしまうと一気にバランスを失います。
乗り降りする際や、バスをランディングする際には特に注意が必要です。
万が一のために、ライフジャケットをつけ、全身が濡れることを前提とした服装にしましょう。
大事なバスタックルも、リーシュコードをつける、ネットで押さえるなどして、流出させないための準備が必須です。
「転覆しても大丈夫」な状態にしておきましょう。
デメリットその② 思った以上に体力を使う
カヤックのパドリングには思った以上に体力を使います。
ちゃんとしたパドリングができていないと、腕ばかりに力が入って体力を消耗するだけ。
購入したショップでパドリングのレクチャーを受けるのがおススメです。
最初は無理をせず、岸から近い場所でパドリングを練習する感覚で釣りをしましょう。
全身を使ってパドリングができるようになると、別次元の楽しさが待っています!
体力の消耗を感じたら無理をせず、安全第一で行動しましょう。
カヤックをちゃんと扱えないと、釣りどころではありません。
自分の体力、スキルに見合った行動を心がけてください。
「カヤックでエレキモーターは使える?」という疑問に対する私の答え
結論からいうと、「普通のカヤック」でエレキモーターを使うことはおススメしません。
ここでいう「普通のカヤック」とは、パドルで漕ぐことを前提に設計されたカヤックのことを指します。
釣りのためにカヤックに乗っていると、必ず動力が欲しくなるものです。
もちろん私もその一人です 笑。
ちなみに私は、エレキモーターの使用を二度だけ試した時点で使用を諦めて、エレキモーターをリサイクルショップに売りに行きました。
ここでは、実際にカヤックでエレキモーターを使ってみた私が、エレキモーターをお勧めしない理由を2つ説明します。
エレキモーターをお勧めしない理由 その① 転覆の危険度アップ
エレキモーターを使うと転覆の危険度が一気に上がります。
デメリットの説明でも述べたように、カヤックはその構造上、転覆する可能性をゼロにすることはできません。
エレキモーターを「普通のカヤックに」付けるとなると、エレキの推進力を支えられるだけの丈夫なマウントを自作したうえで、艇にも取り付け用の加工をしなければいけません。
それだけでもとても面倒です。
手を使って操作するために、艇の横に飛び出した状態でエレキモーターを設置することになります。
片側だけが重くなり、カヤックで一番重要な「バランス」が崩れてしまいます。
推進軸が横にズレるので、まっすぐ進むことが難しいうえ、重さで傾いて転覆するリスクが大きくなるので、お勧めしません。
後部に専用のマウントがある(エレキの使用を前提にしている)以外の、
「普通のカヤック」にエレキを設置するのはやめましょう。
エレキモーターをお勧めしない理由 その② バッテリー
エレキはともかく、とにかくバッテリーがめちゃくちゃ重いんです!!
エレキモーターを使うには、モーター本体の他に23kgにもなるディープサイクルバッテリーを積み込まなければいけません。
転覆した際には、一万二千円もするバッテリーが水の底に沈んでしまうということになります。
カヤックにバッテリーを載せることはリスクが大きすぎます。
絶対にやめておきましょう。
カヤックにサイドフロート(アウトリガー)をつければどうなの?
私の実体験からいうと、「難しい」とお答えしておきます。
普通のカヤックに市販のアウトリガーをつけましたが、パドリングの邪魔になって漕ぐことができないという、「もはやカヤックとは呼べないもの」になってしまいました。
その時の私の感想は、「べつにカヤックじゃなくてもよくない?」です 笑。
カヤックでのバス釣りをおススメする理由で述べたカヤックの魅力が台無しになってしまいました。
どうしてもエレキモーターを使いたい人は、
「フロートボート」を買ったほうが断然安全で快適です。
もしくは、もとからエンジンマウントがついているカヤックにするか。
これらは超重量級で、「ちょっとバス釣り」なんていう感覚では出艇できません。
パドリングして進むために、軽量に作られているのがカヤックです。
動力を使うには艇を安定させるために、ある程度の重量が必要です。
どうしても動力を使いたい人には、小型ボートの購入をお勧めします。
カヤックのメリットとデメリットのまとめ
カヤックのメリットだけではなく、
転覆する可能性があるなどのデメリットもしっかり理解したうえで、
安全にバス釣りを楽しみましょう。
3.カヤックバス釣りの始め方【購入編】
バス釣りで使うカヤックは、はじめての購入がとても大事!!
「カヤックを売っているお店」って、普段はあまり目にすることがないですよね?
私も、カヤックを買おうと調べ始めてから知ったことばかり。
販売情報は多いのですが、購入者側のネット情報は限られています。
ここからはカヤックの選び方から購入の手順をしっかり紹介します。
購入経験者だけが知っている内容を、初めてカヤックを購入する方にもわかりやすく解説します。
3−1バス釣りに向いたカヤックの選び方
まずはバス釣りに使うカヤックの選び方から説明します。
カヤック本体については、ネット上の情報で、ある程度まで絞り込むことができます。
バス釣り用カヤックには大きく分けて2つの種類、
・シットオントップカヤック
があります。
・リジット(クローズドデッキ)カヤック
艇の中に下半身を入れて乗るタイプです。
ツーリングカヤックに多いタイプで、座面が低いので安定感があります。
乗り降りには多少コツがいりますが、おしゃれなトップ専門バサーに人気で、クラシカルな雰囲気を味わいたい方にオススメです。
・シットオントップカヤック
中空構造になっており、上に座るタイプです。
フラットな面が多いので積載量に優れており、モデルによっては立って釣りをすることが可能です。
フィッシングカヤックの主流はシットオン。価格や機能面はピンキリで、長くて装備が増えるほど重量が増え、高価になります。
主な装備はドーリーなどを収納できるハッチや、艇の中にタックルをしまえる小物入れなど、中空構造を生かした収納力が特徴です。
・ロッドホルダー
・魚探マウント
・フラッグ
タックルをできるだけ多く乗せたいという方、ロッドホルダーや魚探などの拡張性を楽しみたい方にはシットオントップカヤックをオススメします。
価格も比較的安いものが揃っています。
琵琶湖や霞ヶ浦など、大きなフィールドしか行かない場合や、海でも使いたいのなら、より安定感があってスピードが出せる12フィート以上のカヤックを選びましょう。
3−2カヤックを選ぶ手順
カヤックを選ぶ際には、以下の手順をふめば大丈夫です。
購入経験者がおすすめする選び方を下記の6つの手順で公開します。
②自宅での保管場所について確認する。
③ネットで情報収集して候補を絞る。
④カヤックを扱っているショップの情報を確認する。
⑤ショップに出向いて実物を確認。
⑥イベントやアフターケア(破損対応や講習など)の確認
①あなたがよく行くフィールド(行きたいフィールド)の状況を調査する。
あなたがバス釣りをしたいフィールドについて調査しましょう。
フィールドに応じて、カヤックを選ぶ基準が変わってきます。
野池や幅が狭い川など、小さなフィールドが中心なら、小回りの効く10ft前後のカヤックを選びます。
琵琶湖や霞ヶ浦。大きなリザーバーなどのフィールドがメインなら、直進性が高く、安定性が良くてスピードが出る12ft以上のモデルを選びます。
出艇する場所の状況や、駐車場の確保なども重要なポイントです。
あなたが行きたいフィールドを調査したうえで選びましょう。
②自宅での保管場所について確認する。
自宅での保管場所をしっかり確認しましょう。
保管ができなくて購入を諦める人が意外と多いのが実情です。
カヤックを保管するスペースを確保できるかどうか確認しましょう。
家族の了承も必要な部分で、邪魔モノ扱いされると辛いところです。
意外と見落としがちなのが、保管場所までの出入りルートの確認です。
カヤックは短くても10ft(3m)以上あります。ある程度厚みがあり、狭い場所を通るのが苦手です。
ハシゴなどの長尺物を使って、カヤックを抱えた状態で出入りすることができるのかどうかをしっかり確認しましょう。
買ってみたは良いものの、保管できないとなるとプランが台無しになります。
保管場所の状況もカヤック選定の重要なポイントになります。
③ネットで情報収集して候補を絞る。
ネット上の情報を使って、候補となるカヤックを絞ってみましょう。
カヤックを選ぶにあたっては、ショップのブログや、個人のブログが参考になります。
自分が想定している使い方に近い状況の記事が必ずあるはずです。
カヤック本体の使い勝手や、メリット・デメリットなどを調べます。
事前情報が多ければ多いほど、選択の際のポイントを明確に絞ることができます。
④カヤックを扱っているショップの情報を確認する。
あなたの身近に、カヤックを扱っているショップがないかどうか、ネットで調べてみましょう。
カヤックはニッチな市場のため、知る人ぞ知るというお店ばかりです。
意外と近くに名店が隠れているかもしれません。
カヤックを扱うお店が近くにあるあなたはラッキーです!!
近くに専門店がない人は、最寄りのモンベルショップに行きましょう。
⑤ショップに出向いて実物を確認。
近くのショップに実際に足を運んでみて、カヤックの質感や大きさを実感してみましょう。
カヤックの専門知識を持ったスタッフが対応してくれます。
最初は「えっ!?カヤックってこんなに大きいの?」と感じるはずです。
近くのショップで購入すると、アフターケアや講習など、いろいろなメリットがあります。
お店の人に質問してみてください。
わたしが実際に訪れたことがあるお勧めのショップはこちら
日本のカヤック取り扱いNo.1店 ツーリングカヤックからフィッシングカヤック、艤装パーツまで、豊富な品ぞろえが特徴です。カヤック体験会も頻繁に開催しています。
大阪でカヤックといえばここです。経験豊富な店主が対応してくれます。目の前の海でパドリングスクールも実施中です。
https://kono-tori.com/fishingkayak.html
琵琶湖湖畔にある創業1977年の老舗カヤックショップです。HPには掲載していないけれど、フィッシングカヤックの取り扱いも豊富です。琵琶湖での釣りに向いた、大きくて重いカヤックの取扱量が多いショップです。
言わずと知れた、日本が誇るアウトドアブランドです。全国展開しているので、ショップに行きやすいお店です。会員向けのイベントも多数あります。ウェアから小物まで全部揃うのも魅力です。
実際に見てみることで、あなたがカヤックを使っている時の状況をイメージをすることができます。
購入時に必要なものや、保管時の状況などを確認しましょう。
百聞は一見にしかず!!自分の目で確認しましょう。
⑥イベントやアフターケア(破損対応や講習など)の確認
イベントやアフターケアも大事なポイントです。
カヤックの試乗会など、購入希望者向けのイベントに参加してみるのもオススメです。
カヤック専門店であれば、初心者向けのパドリング講習や、レスキュー訓練(転覆時の再乗艇訓練)も実施してくれます。
持ち込んだカヤックでも有料で講習をしてくれるお店もありますので、確認してみましょう。
いろいろなイベントやアフターケアが、実店舗で買う最大のメリットです。
カヤックライフを左右する重要事項なので、しっかり確認しましょう。
3−3購入方法について
結論からいうと、初めてのカヤック購入は、実店舗での新品購入が断然オススメです!!
この章ではカヤックの購入方法について解説しながら、実店舗での新品購入をオススメする理由を説明します。
・実店舗
・ネット販売
・新品購入
・中古品購入
合計4パターンが存在します。
ここでは、それぞれのメリット、デメリットや注意点について説明します。
3−3−1実店舗での新品の購入方法について
初めてのカヤック購入は、調査で訪れた実店舗での購入が断然オススメです!!
新品と中古で悩む方も多いと思いますが、初めてのカヤック購入に関しては、新品での購入をオススメします。
ここでは実店舗での新品購入のメリットとデメリットを説明します。
カヤックを実店舗で新品購入するメリット
・品質が保証されている
・新品購入時のサービス
・ショップイベント・コミュニティへの参加
・新品はキレイ!!
以下で詳しく説明します。
メリットその① 品質が保証されている
実店舗での新品購入のメリットは、品質が保証されているという点です。
納品に際しては必ずショップでの検品を受けることになり、不備があれば部品の交換や、他の新品艇への変更を行ってもらえます。
これは顔と顔を合わせて確認できる、実店舗ならではの利点です。
メリットその② 新品購入時のサービス
ショップで新品を購入する際には、新品購入時だけに付帯するサービスがあります。
初めてカヤックに乗る際のパドリング講習や、装備品に関する相談にも乗ってもらえます。
ロッドホルダーなどの艤装もプロの手で行うことができ、自分で作業するよりも格段にきれいに仕上げてもらえます。
艤装パーツの位置決めも、実際に艇に座った状態で確認できます。
パドリングに干渉せず、なおかつちょうどいい場所にロッドホルダーを設置するなど、細かい打ち合わせが可能です。
メリットその③ ショップイベント・コミュニティへの参加
ショップで購入することで、ショップが運営するイベントやコミュニティの案内などを受けることができます。
カヤックを使った花見や、バス釣り大会など、ショップによって開催されるイベントに参加して仲間を増やしましょう。
新たな出会いがあなたを待っています。
メリットその④ 新品はキレイ!!
当然ながら、新品はキレイです。
所有欲を満たしてくれるだけではなく、使い始めから気持ちよく使えるものが新品の良いところです。
新品のカヤックにしかない魅力があります
一方、新品購入のデメリットとは
新品のデメリットは一つだけ、当然ながら、中古よりも高くつくことです。
それを除いては、大きなデメリットはありません。
価格以上の満足感をもたらしてくれるでしょう。
3−3−2 ネットでの新品購入について
次に、ネットでの新品購入について説明します。
初心者のネットでの新品カヤック購入については、十分に注意が必要です。
国内の販売元と、ちゃんとコミュニケーションが取れることが前提ですが、高価な買い物になり、大きくて重いため、簡単には返品できないことを理解しましょう。
実店舗での購入時と違い、様々なリスクがあることを理解したうえで利用するようにしましょう。
ネット通販でカヤックを購入する際の主なリスクを紹介します。
・艤装なども自分でやる必要がある
・実質アフターフォローが受けられない
・講習やコミュニティーがない
以下に詳しく説明します。
これらを理解したうえでネット通販を利用しましょう。
ネット購入のリスク① 手元に届くまで品質を確認できない
注文から納品まで、実際に手元に届くまで品質を確認できません。
思っていたよりも安っぽいなど、期待とは違う結果になるかもしれません。
また、こんなに大きいとは思わなかった、こんなに重いとは思わなかったというレビューが沢山あるように、実物のボリューム感がわからない初心者が購入すると、イメージとのギャップが発生します。
大きさや重量などは、実際に目にしてみないとわからないものです。
モンベルなどで近いスペックのカヤックを見てみましょう。
ネット購入のリスク② 艤装なども自分でやる必要がある
艤装などの追加装備を自分でする必要があります。
カヤックにロッドホルダーなどの艤装を施すには、カヤックの船体に穴を開ける必要があります。
ネット情報を見て加工できる人以外は加工するのをやめておきましょう。
ネット購入のリスク③ 実質アフターフォローが受けられない
ネットで購入すると、実店舗で受けられるようなアフターフォローが受けられません。
クーリングオフの期間が過ぎるなどして、少し経ってから不備が見つかった際にとても困ります。
カヤック本体を送ってメンテナンスをしてもらうということなどは実質不可能で、結局使わなくなってしまったという事態に陥る可能性があります。
自分でトラブルを解決できる人以外は購入しないでください。
ネット購入のリスク④ 講習やコミュニティーがない
講習やコミュニティーの参加などは見込めません。
実店舗で購入する際には、店舗が運営する講習や、コミュニティーへの参加ができますが、ネット通販ではそういったサービスを受けることができません。
初心者にとっては重要な項目なので、しっかりと理解したうえで利用しましょう。
ネットで注文する前に、カヤックの品質も大事ですが、安全にパドリングができる状態にすることができるかどうかが重要です。
そこをしっかり考えたほうがよいでしょう。
大事なことは、安全にカヤックでのバスフィッシングを楽しむことです。
3ー3ー3 中古カヤックの選び方を解説
ここでは中古品を購入する際の5つのチェックポイントを解説します。
中古品は個体差が大きいので、購入を判断するのは現地で確認をした後にしましょう。
カヤック専門店だけではなく、Yahooオークションやメルカリでも中古カヤックを購入することができます。
中古品は経験者向きですが、予算に限りがある方には良い選択になる場合もあります。
狙い目の時期は2月〜4月。引っ越しや買い替えで、毎年一定数のカヤックが出品されます。
中古品を購入する場合に確認するポイントは以下の5つです。
カヤックの品質を判断する基準となります。
②キール(底)の状態
③変形
④脂製パーツの破損
⑤所有者に手放す理由を聞いてみる
以下に詳しく説明します。
①紫外線による変色
紫外線による変色には要注意です。
ポリエチレン製のカヤックは紫外線に弱く、保管状況が悪いと劣化をして、最悪割れてしまう可能性があります。
色褪せがひどい艇は野ざらしにされていた可能性が高く、耐久性が落ちているかもしれないので購入を控えましょう。
②キール(底)の状態
艇後部のキール(底)の状態を見ると、前オーナーの扱い方がわかります。
長い距離を引きずるなど雑に扱っていると、底が削れて穴が空くことがあります。
底が大きく削れていたり、補修跡がある場合は要注意です。
大きな穴が空くと補修ができません。
③変形
変形しているものはやめましょう。
ポリエチレン製カヤックは柔らかいため、長時間同じ場所が圧迫されていると変形します。
お湯をかければ直る場合もありますが、変形は直進性に影響するので、変形したカヤックを無理して買うのはやめましょう。
④樹脂製パーツの破損
樹脂製パーツも破損が多い箇所です。
釣行中にポキっと折れてしまうと、浸水や怪我のもとになってしまう可能性もあります。
シートやハッチ、ハンドル、フットブレイスなどの樹脂パーツ部分に、加水分解などによる劣化や破損がないか確認しましょう。
⑤所有者に手放す理由を聞いてみる
オークションなど個人売買の場合は、所有者に手放す理由を聞いてみましょう。
中古で販売するということは、現所有者にとって不都合な理由があるということです。
金銭や保管場所などの都合なら問題ありませんが、品質に不満がある、扱いにくいなどの理由であれば再考が必要です。
手放す理由は必ず聞くようにしましょう。
安全に関わる項目なので、必ず現地に足を運んで入念にチェックしてください。
ここで筆者のカヤック購入方法についても触れておきます。
筆者がカヤックを購入したのは9年前。
経緯が少し特殊で、ネットで情報を仕入れた後、個人でカヤックの販売代理店をされている方に直接連絡を取り、その方からカヤックを購入しました。
購入の決め手は、カヤックの品質に対する責任感と、自身でもJRCA(ジャパンレクレーションカヌー協会)の公認インストラクターをされていること。
釣り大会やツーリングへの参加など、購入後の細かいフォローをしていただいたばかりではなく、広島まで何度も来ていただいて一緒にパドリングをしています。
その方の購入条件は、「関西での半日のパドリング講習を受講する」ということでした。
講習を受けてから、晴れてカヤックアングラーとしての一歩を踏み出すことができたという、ちょっと変わったステップを踏んでいます。
パドリング講習と、再乗艇などのレスキュー講習を受けて大正解でした。
効率よくパドリングするスキルと安全意識が身につきました。
私が購入したカヤックは、現在では生産中止となってしまい、
その方も現在は引退されていますので、詳しくご紹介することができないのが残念です。
カヤックのパドリング講習を受けたいときには、ここに紹介するスクールで受講することができます。
ネット購入などで、講習が受けられない場合に活用してください。
JRCAの公認スクールが全国にあります。

https://www.j-rca.org/menu229/contents1301
プロの力を借りて、安全第一に楽しみましょう!!
カヤックの購入方法のまとめ
いろいろなカヤックの購入方法を紹介してきましたが、カヤックは「買えば終わり」ではなく、安全に扱うことができて初めてカヤックでのバス釣りを楽しむことができます。
可能な限り、講習がセットになったショップから購入するようにしてください。
ショップでの講習がなければ、最寄りのスクールで受講しましょう。
4.カヤックでのバス釣りの始め方【運搬編】
カヤックの運搬方法について解説します。
運搬が楽になると、カヤックでのバス釣りの楽しみが倍増します。
カヤックは基本的に、車の屋根にのせて運搬します。
・ベースキャリア
・カヤック用パッド
・4m前後のタイダウンベルト
上記の3点です。
20kg程度のカヤックであれば、低い車なら持ち上げて車の横から積み込むことができます。
簡単に済ませたいなら、カヤックリフターがオススメです。
ワンボックスカーなどになると、カヤック用のスライドローダーを使うのがおすすめです。
釣行後には、パドリングで疲れてカヤックを積めなくなるということがあるかもしれません。
無理をしなくても良いように、適切な車載用具で補いましょう。
車から水辺まで遠い場合は、カヤックの運搬にドーリーを使います。
カヤックの運搬が楽なうえに、カヤックとタックルを一度に運ぶことができるので便利です。
ドーリー
あなたの体力にあったものや、扱いやすいものを選びましょう。
5.カヤックでのバス釣りの始め方【保管編】
ここではカヤックの保管方法について解説します。
保管方法の確認を怠ると、買わなければよかったと後悔することになります。
後悔しなくても良いように、しっかりと確認をしましょう。
購入前に、保管場所の確保が必要です。
カヤックの長さと幅を調べて、保管場所に置けるか測っておきましょう。
意外と見落としがちなのが、保管場所までの出入りルートの確認です。
カヤックは短くても10ft(3m)以上あります。
ある程度厚みがあり、狭い場所を通るのが苦手です。
長いハシゴなどを使って、カヤックを抱えた状態で出入りすることができるのかどうかをしっかり確認しましょう。
カヤックの素材であるポリエチレンの天敵は、紫外線と雨(水分)です。
キールを下にして保管してしまうと、変形の原因になります。
ひっくり返すか、横にした状態で保管してください。
専用ラックなどは買う必要はありません。
DIYした木の枠や、ホームセンターに売っているエレクターパイプなどで代用できます。
長期間保管する場合は、数ヶ月に一度シートを外して向きを変え(変形防止のため)、拭き掃除をすることできれいな状態を保つことができます。
カヤックの大きさ、ボリュームは実際に見た後じゃないとわかりません。
購入前にショップに行って、実物の確認を行いましょう。
保管方法のまとめ
カヤックを長く使うために、保管方法にもしっかりこだわりましょう。
保管の仕方次第で品質の保持に大きな違いが出ます。
6.バス釣りにおススメのカヤック5選
バス釣りにオススメのカヤック5つを紹介します。
カヤック初心者におすすめのカヤックをチョイスしました。
この中から選べば間違いありません。
6-1 Perception サウンド10.5(リジット) 129,000円(税込)
独自の船底形状の3本キールの「トライキール」は、抜群の安定性と直進性を生みます。
2本のロッドホルダーがついています。コックピット前面に艤装用のスペースがあり、ロッドホルダー等の増設が可能です。ロングランの人気シリーズです。モンベルで購入可能なのも嬉しいポイント。
【総重量】23kg
安定性が高いシットオンカヤックです。小物を収納できる蓋付きセンターコンソールを備えており、ロッドホルダー4基、艤装用のギアトラックレール、ネット状のタックルホルダーも標準装備しています。コストパフォーマンスに優れたシットオンカヤックです。モンベルで購入できます。
【総重量】26.7kg
4つのロッドホルダー、大容量のセンターコンソールがあり、たくさんのタックルを積めます。スターポート付きで拡張性が高いのもポイントです。
高い安定性、スピード性、操作性を持つので、海での使用も可能です。広い湖や海での釣りにも使いたいならちょうど良い選択肢です。
【総重量】23kg
バックルで留めるタイプの軽量2分割カヤックです。室内での保管や、車内に積んで運ぶことが可能です。保管場所がない人におススメのカヤックです。
真ん中にオプションのミッドセクションを入れることで、2人乗りに変更することも可能です。
【総重量】18kg
軽さ重視でカヤックを選ぶ方にはハリケーンカヤックスがオススメです。
ツーリングスタイルのハル形状とTrylon(アクリル+ABS樹脂)素材の軽さが特徴で、ポリエチレン製のカヤックと比べると、運搬が楽で、パドリングがとてもスムーズです。海でのパドリングにも耐える一艇です。
【総重量】19.5kg
カヤックにはそれぞれ、メリットとデメリットがあります。
自分のスタイルに合ったカヤックを選びましょう。
7.安全・快適のために!最低限必要なカヤック用品
安全・快適にカヤックでのバスフィッシングをするために、最低限必要なカヤック用品を紹介します。
カヤックでのバス釣りに関する知識がないと、ちゃんとしたものを選ぶことができません。
経験者がオススメする用具を選ぶようにしましょう。
私が買ってよかったと思ったものを中心に紹介します。
・PFD(ライフジャケット)
・ウェア類
・ロッドホルダー・アクセサリーマウント
・車載用具
7ー1 パドル
ここでは、パドルの選び方を解説します。
初めて買うときには何を買えばいいのかまったくわからないですよね?
ここで説明する買い方をすると、性能に不満ですぐに買い替えるといったことがなくなります。
初めてのパドルは、
②カーボンシャフト+カーボンブレード
③2ピースパドル
④価格は三万円前後
のものを選びましょう。
パドルはバスタックル同様に、ピンからキリまでたくさんの種類があります。
ここではブレードの形状と、各素材の特徴を解説します。
これを読むと、筆者が三万円前後の2ピースパドルをオススメする理由が理解できます。
ブレードの種類
ブレードの種類(形状の違い)と用途の違いについて説明します。
水の抵抗が少ないので、手首への負担が少なく、長距離の移動に向いています。
カヤックでのバス釣り、ツーリングカヤックで使われるパドルです。
水の抵抗が大きいので、一回のストロークで大きく進むことができます。
スラロームなど、急激な回転が必要な競技向き。
身体能力に合わないブレード形状のパドルを使うと、パドリング抵抗が大きすぎて、手首や肩を痛めてしまいます。
バス釣りに使うカヤックでは、急激なストップ&ゴーなどは必要ないので、必ずナローブレードを選んでください。
シャフトとブレードの組み合わせ
シャフトとブレードの組み合わせについて説明します。
シャフトとブレードの組み合わせで安い順に並べると下記のとおり。
・グラスシャフト+ナイロンブレード
・カーボンシャフト+カーボンブレード
各パドルのメリット、デメリットを解説します。
①アルミシャフト+ナイロンブレード 【五千円前後】
アルミのシャフトに、ナイロンのブレードが付いたもの。
・安価
・ブレードが割れにくい
・重い
・ブレードがたわむので、パドリング効率が悪い
たまに、メインでアルミシャフトのパドルを使っている人を見かけますが、重くてパドリング効率が悪いのでおすすめしません。
緊急時用の予備として積むにはちょうどよいので、筆者も予備用として購入しました。
②グラスシャフト+ナイロンブレード 【一万円前後】
グラスのシャフトに、ナイロンブレードが付いたもの。
・カーボンより安価
・ブレードが割れにくい
・ブレードがたわむので、パドリング効率が悪い
グラスシャフト+ナロンブレードからが、実用ラインになります。
筆者のまわりにも、グラス+ナイロンのパドルを使っている人がいましたが、パドリングスキルが上がって、効率を求めるようになると役不足になるため、カーボンパドルに買い替える人が多い印象です。
アルミよりも軽いけど、カーボンよりもパドリングの効率が悪いという。
とても中途半端な存在です。
③カーボンシャフト+カーボンブレード 【三万円〜】
カーボンシャフトに、カーボンのブレードがついたもの。
筆者はカーボンパドルをおすすめします。
・軽い
・パドリング効率が良い
・高価
・岩などに強くヒットすると割れることがある。
・慣れるまで扱いが難しい
カーボン素材なので軽く、ブレードが硬いので、しっかりと水を掻くことができます。
その反面、高価になり、岩などにヒットすると割れてしまう可能性があります。
初心者向け・中級者向け・上級者向けとカテゴリーがはっきり分かれており、選択の幅が広くなっています。
シャフトの分割について
一本のシャフトでできた1ピースシャフト、二分割できる2ピースシャフト、四分割できる4ピースシャフトについて、
それぞれどういった人に合うのか説明します。
1ピースシャフト
1ピースシャフトのパドルについて
強度に優れていますが、持ち運びが不便です。長距離のツーリングに出るなど、万が一の破損が怖いときなどに安心して使用することができます。
角度を調整することができないので、購入時に自分に合った角度のものを選ぶ必要があります。
保管場所が確保できて、長尺物が積める車に乗っている人向けです。
2ピースシャフト
2ピースシャフトのパドルについて。
分割式パドルの中でも最も主流なのがこのタイプです。自分の漕ぎやすい角度に自由に調節できる機能があり、体力や体格に応じて細かい調整ができます。
保管時や車で運ぶ際にもコンパクトになるので、2ピースパドルをオススメします。
連結部が樹脂製のため、破損がまったくないということはありません。
出艇前の用具チェックが必須です。
4ピースシャフト
4ピースシャフトのパドルについて。
カバンに入るサイズにできるため、パックラフトや折りたたみ式のカヤックといっしょに、電車やタクシーなどに乗って移動して使うことができます。
コンパクトになるかわりに、連結強度が落ちるため、流れの早い場所では使えません。
パドルに関するまとめ
カヤックでのバス釣りには、三万円前後のナローブレード、カーボンシャフト+カーボンブレード、ストレートシャフト、2ピースのパドルをおすすめします。
最初は安いものでよいだろうと考えてしまいがちですが、
最初から、ちゃんと使える良いものを選ぶようにしてください。
パドルの流出を防ぐためのパドルリーシュも一緒に購入しましょう。
7-2 PFD(ライフジャケット)
カヤック用に作られたPFDを使いましょう。
カヤック専用のライフジャケットは、シートに座ったときに背もたれに干渉しないように、腰の部分が薄く作られているのが特徴です。
しっかりとしたパドリングには、身体とシートとの一体感が重要です。
再乗艇時に引っかかりにくくなっていたり、パドリングや泳ぐ際に邪魔にならないように肩周りがスッキリしたデザインになっています。
カヤックフィッシング向けに設計されているものは、メッシュポケットやプライヤーホルダーなどがついています。
カヤックが転覆した場合には、その場でカヤックをひっくり返して再乗艇をするか、カヤックを引いて岸まで泳がないといけません。
長く使うものなので、必ずカヤック用を購入しましょう。
リトルプレゼンツ カヤックフィッシング PFDIII
カヤックフィッシャーがカヤックフィッシングのために開発したPFDです。モンベルにはありませんが、カヤック専門店での取り扱いが多いブランドです。
7ー3 ウェア類
カヤックでのバス釣りに使用するウェア類の選び方について解説します。
カヤックでのバス釣りでも、カヤック専用に設計されたウェア類を選びましょう。
カヤックは絶対に転覆しないとは言い切れません。
季節に応じて、全身が濡れてもよい服装を準備しましょう。
対策を怠るとやけどに近い日焼けをしてしまいますので、
しっかりと日焼け対策をしたうえでフィールドに出ましょう。
春は水温が上がりきっておらず、落水すると低体温症になります。水に濡れないドライウェア、ドライパンツを着用しましょう。
夏の服装の要点は日焼け対策です。水上では照り返しが強いので、タイツと靴の間など、すこしでも肌が露出していると、やけどのようなひどい日焼けをします。
裸足にサンダル履きなどは絶対にやめましょう。
・秋はカヤックでのバスフィッシングに最も適した時期です。ネオプレーン素材のウェアを上手に活用しましょう。
真冬のカヤックはリスクが大きくて危険です。どうしても出たい場合には、ドライスーツ(ツナギタイプ)を着て、落水しても身体が濡れないように対策をしましょう。
対策しても、手がかじかんで釣りにならないかもしれません。
すべての季節に共通するものは、ハットとグローブです。
ハットはルアーフックによる怪我を防ぐためと、日焼け対策の両面から必ず被ってください。
水面上では遮るものがないうえに照り返しがひどく、耳や首筋の日焼けに注意が必要です。
グローブは防寒とともに、パドリングでできる手のマメを防ぐ役割があります。
春夏秋はオープンフィンガーグローブ。(自転車用でも代用可能です)
冬は指先だけが出せるタイプのグローブがおすすめです。
7ー4 ロッドホルダー・アクセサリーマウント
快適にバス釣りをするために重要な、
ロッドホルダーやアクセサリーマウントについて解説します。
ほとんどの釣り用カヤックにはフラッシュマウントロッドホルダー(シート後部についているロッドを立てて使うホルダー)が設置されていますが、バスが釣れた際やルアーを変える時のチョイ置きには使いづらいため、ほとんどの人が前方のデッキにロッドホルダーを設置します。
購入時に、マウント用のレールや、スターポートなどが設置されているカヤックもありますが、ない場合でも自分で穴をあけて設置することが可能です。
マウントのアタッチメントを変えることで、魚探などのアクセサリー類を設置できます。
独自のカスタマイズで、より楽しいカヤックバス釣りライフを送りましょう。
7ー5 車載用具
最低限必要な車載用具は、ベースキャリア、カヤック用パッド、4m前後のタイダウンベルトの3点です。まずはこの三点を揃えれば大丈夫です。
その他、カヤック用の固定パーツや、簡単に車載することができるようになるカヤックスライダーなど、たくさんのカヤック用品がカーキャリアメーカーから発売されています。
予算や、あなたの体力に応じて揃えていきましょう。
車載用具次第で、フィールドに出向く頻度が変わるくらい重要なツールです。
無理せず車載できるよう、工夫してみましょう。
カヤックにはたくさんの用具が必要です。
最低限必要なもの(安全にかかわるもの)と、より快適にするものに分けて考えましょう。
今あるもので流用できるものは、何でも使いましょう。
8.カヤックでのバス釣りに向いたタックル
カヤックでのバス釣りに向いたタックルについて解説します。
カヤックのバス釣りには専用のタックルが必要でしょうか?
これからカヤックでのバス釣りを始める皆さんが気になっているところでしょう。
実際に経験した立場から、タックルについての疑問にお答えします。
8-1 ロッド
結論からいうと、カヤック専用のロッドとして新しく買い足す必要はありません!
陸っぱりでも主流になっている、6ft〜6.1ftのタックルで始めてもまったく問題ありません。
カヤックに積み込むロッドは、ベイトロッド一本、スピニングロッド一本の、二本までにしましょう。
ベイトロッドは、巻物用にミディアムモデルを準備します。
スピニングロッドはワームからライトルアー用の、汎用性の高いライト〜ミディアムライトのモデル一本がおすすめです。
カヤックで使いづらいと感じたなら、少しずつ5ft前後の短いロッドを揃えていきましょう。
ロッドティップに簡単に手が届く長さにすると、トラブル対応が格段に楽になります。
カヤックだからといって、ロッドを一度に買い揃える必要はありません。
8-2 ルアー
カヤックで使うルアーも陸っぱりと同じで大丈夫です。
ルアーも陸っぱり用のままで問題ありません。
カヤックでの釣りでは、沖側から岸に向かってキャストすることになります。
岸からは届かない場所のオーバーハングや、バンクに沿った釣りなどもできるようになります。
経験を積みながら、少しずつ最適な釣り方を探ってみてください。
もともと陸っぱり用、ボート用と限られた用途のルアーは少ないので、
現在持っているタックルのままで大丈夫です。
バスタックルは持っているものをそのまま使いましょう。
不具合を感じたら、その都度買い足せば大丈夫です。
9.まとめ
この記事ではバス釣り歴30年の筆者が、
実際に経験してきカヤックでのバス釣りをテーマに、
・エレキモーターは使える?カヤックバス釣りのデメリット
・カヤックの購入方法
・カヤックの運搬方法
・カヤックの保管方法
・バス釣りにおススメのカヤック5選
・安全・快適のために!最低限必要なカヤック用品
・カヤックフィッシングに向いたタックル
といったことについて詳しく紹介しました。
この記事を読んで、カヤックでのバス釣りの魅力をしっかり理解して頂けたことでしょう。
ここで紹介した方法を参考にして、あなたの用途に合ったカヤックでのバス釣りを始めてください。
ポイント選びが自由になり、バス釣りの幅が大きく広がります。
カヤックでのバス釣りを思いっきり楽しむために、しっかりと情報を仕入れて準備をしましょう。
関東では霞ヶ浦、合角ダム、荒川など。
関西では琵琶湖など、
あこがれのメジャーレイクでもカヤックを使ったバス釣りができます。
安全に気をつけて、楽しいカヤックバス釣りライフを送りましょう!!
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